「楽しく学ぶ」がモットーのストレスケア東京上野駅前クリニックですが、手始めにスタッフが集まっての院内勉強会をおこなっています。
今回は、2月1日からの訪問看護開始に合わせ、「訪問看護について」。
次のようなことを話し合いました。
・訪問看護の意味
・訪問が外来診療と違うところ
・精神科訪問看護が他の訪問看護と違うところ
・看護師だけでなく、精神保健福祉士など他の職種が訪問する意味
・訪問で観察する点
・訪問で気をつける点
・自宅訪問にとどまらない、できること
「楽しく学ぶ」がモットーのストレスケア東京上野駅前クリニックですが、手始めにスタッフが集まっての院内勉強会をおこなっています。
今回は、2月1日からの訪問看護開始に合わせ、「訪問看護について」。
次のようなことを話し合いました。
・訪問看護の意味
・訪問が外来診療と違うところ
・精神科訪問看護が他の訪問看護と違うところ
・看護師だけでなく、精神保健福祉士など他の職種が訪問する意味
・訪問で観察する点
・訪問で気をつける点
・自宅訪問にとどまらない、できること
「楽しく学ぶ」がモットーのストレスケア東京上野駅前クリニックですが、手始めにスタッフが集まっての院内勉強会を始めています。
今回は、思春期外来をおこなっている当クリニックに多い思春期(中学生~)の方にはどう接するか、ということで「思春期の方の対応について」。
思春期のポイントはいろいろあり、一回でまとめられるような内容ではないのですが、まずは基本として、次のような内容を取りあげました。
・病気とは限らないこと、病気というレッテルと貼ってしまう危険性
・一過性
・タイムリミットがあり、限られた時間の中で人生を決めなければいけない
・医療者は、親でもなければ教師でもない
・プライバシーの問題
・アイデンティティの問題
・正論が響くわけではない
・相手が話してくれると期待するのは甘え
・関係性の築き方のコツ
・言語化の難しさ
「楽しく学ぶ」がモットーのストレスケア東京上野駅前クリニックですが、まずは手始めにスタッフが集まっての院内勉強会を始めました。
最初は基本は外せないということで、「精神療法の基本について」。
精神療法の基本は・・・「傾聴」・「共感」・「受容」ですね。
ここまでは、どの分野の医療者にも必要とされる基本です。
ここから一歩踏みこんだ、単なる「傾聴カウンセリング」ではないところに、ストレスケア東京上野駅前クリニックのカウンセリングの意味があると、私は考えていますので、その話も致しました。
ワークショップ『精神科対応研修シリーズ』(年4回)を細川大雅院長(当時は土田病院副院長)が主催しました。
その結果、精神科医療にかかわる、松沢病院をはじめとした精神科病院やメンタルクリニック、区役所や保健所などから、毎回40人以上にもなる多くの方々にご参加いただき、グループワークを通して大いに盛りあがりました。
各ワークショップでは、「○○改善・対策プロジェクト」と題して、次のようなテーマに取り組みました。
平成28年度実績
第1回 精神科に携わる意味――精神科的アプローチ
第2回 睡眠の質改善プロジェクト――消灯時間・配薬時間の変更で睡眠の質は向上するか
第3回 自殺対策プロジェクト――航空会社のリスクマネジメントに学ぶ
第4回 暴力対策プロジェクト――相模原事件とトランプ大統領
平成29年度
第1回 5月12日(金)
第2回 7月14日(金)
第3回 9月8日(金)
第4回 11月10日(金)
このワークショップ勉強会は単なる知識を学ぶ講義ではありません。
臨床現場の実例を取り上げ、皆で意見を出し合いながら。現場で実践できる解決法を見いだす実践的なワークショップです。
初めて精神科の現場に入った方、もう一度今の仕事を見直したい経験者の方の参加をお待ちしています。
多くの医療機関からの参加がありますので、いろいろな方と触れ合う良い機会となることと思います。
臨床現場の悩みを解決したいとお考えの医療従事者の皆様のご参加をお待ちしています。
「○○したことは忘れる、□□したことは覚えている、△△したことは理解する」
それぞれどんな言葉が入るでしょうか?
答えは後述しますが、学問の祖である孔子の言葉です。
医療スタッフの皆さん、学んでいますか? こう聞くと、「学生じゃあるまいし、勉強なんて」と拒否反応を示される方も多いことでしょう。
確かに学生時代の授業は思わず眠くなるほどつまらなかったかもしれません。
私も含めて誰もが、「授業中に寝るな!」と先生に怒られた思い出があるのではないでしょうか。
けれども、私たちは進化し続ける医療の世界において、患者さんにベストな対応をするために、学び続けることをやめるわけにはいきません。
「講義を受けたり、教科書を読んでもね……」と、二の足を踏む方もいらっしゃることでしょう。
講義に興味を持てず居眠りしてしまうのはあなたが悪いのではなく、興味を持てる講義(授業)ができない講師に責任がある、私はそう考えています。
医療スタッフの皆さんが求めているのは、頭だけの知識ではなく、実際に医療現場で使える対応力ではないでしょうか。
そこで、先ほどの孔子の言葉が出てくるわけです。孔子はこう言いました。
「聞いたことは忘れる、見たことは覚えている、やったことは理解する」
講義を聞いただけでは本当に必要な知識と実践力は身につきません。
私は日頃、看護学校で講義を受け持ち、製薬会社の職員研修を数多く手がけていますが、その際には「講義する」のではなく、「見て覚え、やって理解する」内容としています。
皆さんに「(精神疾患を)見て、(実際に対応の仕方を)やってみて、理解」してもらうわけです。
おかげで参加者の方々の感想(末尾)にありますように、「おもしろくて身につく」と高評価を頂いています。
なお、この教育法が認められ、第112回精神神経学会学術総会(日本最大の精神科関連学会、6月に幕張メッセで開催)での発表が確定しています。
今年はそれらの講演・研修に加え、現在既に精神科医療に携わっている医療従事者を対象に、どの医療機関の方も無料でご参加頂けるオープン研修を次のように予定しています。
この研修は単なる知識を学ぶ講義ではありません。
100例以上の実例を通して精神疾患を理解し、精神症状や問題行動に対する精神科的対応を考え、まわりの意見を聞きながら話し合い、現場で即使える対応法を身につける、実践的な内容です。
初めて精神科の世界に入った方だけでなく、もう一度基本を見直したい経験者の参加もお待ちしています。
この研修には他の医療機関からも多く参加されますので、いろいろな方と触れ合う良い機会となるでしょう。
平成28年度は全4回ですが、ご都合の良い回のみの参加も可能です。
お席とおもてなしの都合上、参加を希望される方は開催2週間前までに、以下までお申し込みください。
精神科医療を良くしたいとお考えの医療従事者の皆様のご参加をお待ちしています。
土田病院 副院長 細川大雅